この記事はこんな方向けの記事です。
- マネーフォワードMEを無料会員として利用しており、5件以上連携している。
- マネーフォワードMEの連携上限数の変更により、『プレミアム会員になる』か『別のアプリを利用する』か迷っている。
ついに、こんな日が来てしまいました。
2022年12月7月より、マネーフォワードMEの連携上限数が4件までに減るというニュースが飛び込んできました。
マネーフォワードMEを無料会員として、連携数MAXで愛用しているゴリゾンとしては、ショックなニュースでした。
プレミアム会員になれば解決しますが、固定費が上がってしまう。固定費増加は資産形成の敵ですから出来れば避けたいところ。
そこで、ゴリゾンなりに試行錯誤して、下記の結論に達しました。
おかねのコンパスへ乗り換える。
マネーフォワードMEからの乗り換え先として、『Zaim』、『おかねのコンパス』を実際にインストールして使ってみた結果、上記の結論になりました。
この記事では、マネーフォワードMEからZaim、おかねのコンパスへ乗り換えたときのメリットやデメリットを紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。
マネーフォワードMEの改悪内容
まず、簡単にマネーフォワードMEの改悪内容について触れます。下記、マネフォワードMEのサポートサイトの内容を引用しました。
上記の通りなのですが一応説明すると、変更点は一点だけです。それは、
2022年12月7日から無料会員の連携可能数が『10件 ⇒ 4件』になる
ということです。
また、下記の方には無関係の変更内容となります。
- プレミアム会員に加入済みの方
- 無料会員で、連携数が『4件以下』の方
逆に影響がある方は下記の方です。
無料会員で、連携数が『5件以上』の方
なんでこんな改悪するのか?というところもサポートサイトに説明がございました。
当社は、2012年12月のサービス提供開始から10年間「お金の見える化により、すべての人の人生をもっと前へ進めるサポートをしていきたい」という想いのもと、幅広くユーザーの皆さまにお使いいただけるサービスの充実とその維持、機能改善を続けてまいりました。
さらに今後は「お金の見える化」のみならず、人生を前に進めるような「お金にまつわる改善アクション」に繋がる価値をお届けしていきたいと考えております。
しかしながら、データ量増加に伴う保守・運用コストや、API連携にかかるコストが上昇しており、無料でお使いいただける内容自体を見直す必要が出てまいりました。
この先もすべてのユーザーの皆さまへ安定的なサービス提供や、ニーズに応じた改善・開発を継続的に行うため、この度、無料会員の金融関連サービス連携上限数を変更いたします。
無料会員の皆さまには、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
マネフォワードMEのサポートサイトより引用
なるほど。要は…
ユーザ数増えてきたから無料でサポートするのが難しくなってきた
ということかと思います。
ゴリゾン的には、これだけ良いアプリケーションなのである程度仕方ないかな、と思ってます。インストールして使い始めたときは、「えっ、これ本当に無料?」と疑ったレベルでしたからね。
そうは言ってもゴリゾンの場合、無料会員で連携数10件なので、影響大ありのパターンです。6件も減るとなると、現金ぐらいしか管理できません。どうしたものか…。
対策
本改悪の対策としては、下記のパターンが考えられると思います。
- プレミアム会員になる
- 連携数を4件に減らす
- 別のアプリに乗り換える
プレミアム会員になる
プレミアム会員になると、下記のサービスが得られます。
【1年以上前のデータを閲覧】
1年以上前の家計簿や資産推移を振り返ることができるようです。結婚・出産・転職・昇給などでステータスが変わったときに資産形成のスピードがどれぐらい増減するか、細かく分析できそうですね。
【金融機関11件以上の連携】
連携数の制限が解放されるということなので、今回の改悪内容を帳消しにしてくれます。ゴリゾンのように家族の資産管理をスマホ一台で管理したい場合、とても有効ですね。4人家族とかになってくると、銀行口座、証券口座、クレジットカード。それだけで連携数上限いってしまいますから。
【連携先データを常に最新状態へ】
無料会員では、連携先のデータを最新にしようと思うと、一個ずつ更新ボタンを押さなくてはなりませんが、プレミアム会員になるとボタン一つですべての連携先データが最新化されるようです。毎日資産チェックするゴリゾンとしては、めっちゃ便利だと思います。
これだけ便利なプレミアム会員の会費は…
月額:500円
年額:5,300円 (700円お得)
※ 2022年11月時点
一日あたり20円ぐらいと考えると安いかもしれません。ただ単に資産チェックするだけではなくて、家計を改善する行動を起こすことができれば、元が取れそうですね。
連携数を4件に減らす
単純に連携数を4件に減らすパターンも考えてみました。
5件以上連携されているほとんどの方は銀行預金だけではなく、クレジットカードや証券口座も紐づけられていることかと思います。これを、メインバンクだけに絞ったり、クレジットカード連携を解除したりすれば何とか4件にできそうです。
毎日チェックする方は連携を解除すると、別サイトや別アプリを確認しないといけなくなるので、効率が大幅にダウンします。しかし、月一回の管理だけで良い方や、大体を把握できれば良いという方はそれほど問題ないかもしれませんね。
また、家族の場合はパートナーのスマホを活用する手段もあります。夫と妻(4+4)で合計8件紐づけることができます。
銀行口座や証券口座などの収入管理は夫スマホ。
クレジットカードや電子マネーなどの支出管理は嫁スマホ。
というやり方も面白いかもしれません。『夫婦仲が悪くない』という前提条件が必要になってきそうですが…
別のアプリに乗り換える
使用感が変わってしまったり、一からインストールして連携しなおす必要が出てきますが、別のアプリに乗り換えてしまうのも手です。
ゴリゾン調べによると、「Zaim」と「お金のコンパス」が評価良さそうだったので、実際にスマホにインストールして使ってみました。
それぞれ、メリット・デメリットありますので、次の章で説明していきます。
Zaim
Zaim…。
ネットで調べていると、マネーフォワードの次にダウンロードして使われてそうだったので使ってみました。下記、マネーフォワードMEと比較したときのメリットとデメリットになります。
- 連携数が無制限。
- 各連携項目をスクロールせずに一気に確認できる。
- 手入力機能がある。
- レシート撮影機能がある。
有料会員にならないと、連携項目を手動更新できない。
連携数が無制限
マネーフォワードMEが連携上限数4件に対し、Zaimは無料会員でも何件でも連携させることができます。
これはポイント高いですね。
各連携項目をスクロールせずに一気に確認できる
下記、Zaimの資産残高確認画面になります。↓
マネーフォワードMEは縦スクロールで下方向に流しながら確認するのに対し、Zaimは一画面で一気に残高明細を確認することができます。これはマネーフォワードMEより見やすいような気がします。
もちろん、マネーフォワードMEと同じく、各項目をタップすると推移や支出・入金情報を確認することができます。
ゴリゾン的にここの資産チェック画面はZaimが一番良いと思います。
手入力機能がある
マネーフォワードMEと同じく、上記画面に金額を手入力すると、手持ちの現金の入出金についても管理することができます。
ここはマネーフォワードMEと同じですね。
レシート撮影機能がある
ここもマネーフォワードと同じく、レシート撮影機能を無料で使うことができます。上記の手入力画面の上部タブにある[レシート]ボタンをタップすると、レシート撮影画面に切り替わります。
ここまでついてくるか、Zaimやるやん。
…と思っていたのですが、次でご紹介するデメリットが致命傷となり、残念ながらゴリゾンのスマホから退場してもらうことになりました。
有料会員にならないと、連携項目を手動更新できない
ここまでは、マネーフォワードMEの代わりになることができる優秀なアプリケーションだと思っていたのですが、このデメリットがゴリゾン的にはかなりマイナスポイントとなりました。
↑上記、資産チェックの画面になりますが、右上赤枠に[データを更新する]というボタンがあるので、タップしてみると…↓
こんな画面が出てきやがります。南京錠のマークがちらっと見えていたので、嫌な予感はしていました。
そうです。なんと、有料会員にならないと連携データの手動更新ができないのです。更新タイミングは連携するデータによってバラつきがありますが、自動更新を待つしかありません。
マネーフォワードMEの無料会員では、一括更新はできないものの一つ一つ更新ボタンを押せばちゃんと、ほぼリアルタイムで資産の増減をチェックすることができました。
毎日資産チェックして、株価の値動き等を把握したいゴリゾンとしては、これはー100点です。これがわかった時点で即アンインストールすることとなりました。さようならZaim。
しかしながら、デメリットの部分はここだけなので、そんなに毎日資産チェックをしない方はZaim、結構良いかもしれません。
おかねのコンパス
次は、お金のコンパス。
正直、Zaimに裏切られ、絶望していたので、おかねのコンパスに関しては、全く期待していませんでした。
ところがどっこい。ゴリゾンはメインアプリをおかねのコンパスに切り替えることになりました。その理由が、下記のメリットです。デメリットもあわせてどうぞ。
- 連携数が無制限。
- 連携データを一括更新できる。
- 資産内訳グラフを表示することができる。
- タップしないと詳細を確認できない。
- 手入力機能・レシート撮影機能がない。
連携数が無制限
ここは、Zaimと一緒ですね。おかねのコンパスでも無料会員で無制限で連携させることができます。
★ 連携データを一括更新できる
はい、きました。おかねのコンパスでゴリゾンが大好きなポイント。
↑これがおかねのコンパスの資産総額チェック画面なんですが、右上に更新ボタンがありますね。
ダメ元でタップしてみると、
「更新までしばらく時間がかかります。」
のメッセージが表示され、なんと連携しているデータすべてをボタン一つで最新化することができるのです。それも無料会員で。
めちゃくちゃテンション上がりましたよ。マネーフォワードMEが一つ一つ更新ボタンをタップしないと更新されませんので、ここはマネーフォワードMEより良いです。これまでより、スムーズに
毎日の株式の値動きにも
家賃が引き落とされたときにも
給与が振り込まれたときにも
対応できます。末永くよろしくお願いします。
資産内訳グラフを表示することができる
あと、何気に嬉しい機能として、おかねのコンパスには資産内訳グラフの表示機能があります。下記実際の画面です。↓
この機能、実はマネーフォワードMEではプレミアム会員にならないと表示されなかったんですよね。これは得した気分。
視覚的に資産配分を確認できるのは嬉しいです。数字ではスルーしてしまう可能性ありますが、グラフとして視覚的にチェックすることにより、何か気づきを得られるかもしれません。
次、デメリットいきます。
タップしないと詳細を確認できない
これは、慣れるとそんな気にならないのですが、ZaimやマネーフォワードMEより資産チェックするのは、ちょっとだけ手間がかかります。下記をご覧ください。↓
これは、資産総額チェック画面になるのですが、「預貯金等」とか「投資」という表示がされてます。ここをタップして初めて下記のように内訳が表示されますので、他と比較してひとタップ手間がかかるんですよね。↓
手入力機能・レシート撮影機能がない
人によっては結構嫌がられる方もいらっしゃるかもしれませんが、おかねのコンパスには、手持ちの現金を手動入力する機能・レシート撮影機能がありません。
ゴリゾンの場合は、現金はそんなに持たないし、レシート撮影機能についても利用していなかったので、全く問題ありません。
レシート撮影機能に重きを置かれている方は、マネーフォワードMEをスマホに残しておいて、レシート撮影の部分だけ活躍してもらうっていうのもアリなのかなと思いました。
まとめ
以下、3アプリの性能をまとめてみました。無料会員の場合の比較表です。
マネーフォワード | Zaim | おかねのコンパス | |
連携数 | 10 ⇒ 4 | 無制限 | 無制限 |
データ手動更新 | 1項目ずつ | × | 一括更新可 |
手入力機能 | 〇 | 〇 | × |
レシート撮影機能 | 〇 | 〇 | × |
資産円グラフ | × | × | 〇 |
閲覧性 | 〇 | 〇 | △ |
比較表だけでみると、おかねのコンパス、イケてない感じに映ってしまいますが、ゴリゾンはおかねのコンパスを選択しました。やはりデータ手動更新できるのはデカいです。
前述の通り、データ手動更新ができない点を許容できるのであれば、Zaimかなと思います。
以上!
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